坐骨神経痛

坐骨神経痛とは


下半身に現れる症状の総称で、おしりから下肢にかけて痛みやしびれが続く状態を言います。
自覚症状のため、この痛みは本人しかわかりません。そのため、痛みやしびれの表現はさまざまで、「ピリピリ」「ビリビリ」「チクチク」「ジンジン」「ズキズキ」といった表現をされます。
主な症状は
1.長い間立っていることが辛い
2.長い時間座っていることができない
3.長く歩くことができない
4.からだを曲げたり、反ったりすると痛みと痺れが強くなる
このような症状がプラスされる場合は要注意
1.排尿障害がある
2.会陰部に痺れや違和感
原因となる腰椎疾患
1.腰椎椎間板ヘルニア
2.脊柱管狭窄症
3.腰椎分離すべり症
4.梨状筋症候群

坐骨神経痛と鍼灸治療

当院では、坐骨神経痛の治療アプローチはトリガーポイント療法と腰から臀部~下肢にかけて鍼通電(電気鍼)治療を行っています。症状によっては、この治療にプラスして吸玉(カッピング)療法や円皮鍼療法(持続的治療)で最大限の効果を引き出せるように施術しています。

自宅でできる簡単ストレッチ

坐骨神経痛の効果的で簡単なストレッチは、お尻を太もも裏を伸ばす4の字ストレッチ
このように、足を4の字にして膝と胸を近づけるようにする。
椅子に座った状態で行ってもいいので、毎日数回行っていくことが必要です。

体験談(私に襲った坐骨神経痛)

40才前半だったころに、はじめは長く立っていると辛いのでしゃがみ込むと治まるがしばらく続いていた。調子のいい時もあれば、そうでないときもあり、自然とよくなるだろうと思っていた。しかし、この状況が定期的におこるようになり、気になるくらい続き始めた。この時は、まだ歩くことには問題はなかった。しかし、それからしばらくして痛みと痺れが続き、長く歩くことができない(頑張って200mくらい、休んでまた歩ける)、長く立てない、座れない、とにかく痛みと痺れが日に日に増していった。自分でもこの状況は分かるので、病院での検査をする前に自分自身で治療をはじめた。この時に気になっていた症状は、痛みと痺れとそれと下半身のむくみである。治療を始めて数週間で大きな変化は見られなかったが、1か月くらいから症状が治まりはじめた。その後歩く距離も長くなり、痺れも痛みも減っていった。症状が気にならなくなり普通に歩けるようになったのは2か月後であった。この状況が一生続いてしまうと恐ろしいと思うくらい辛いものだっただけに普通に歩けるようになったことで「ほっと」した。痛みやしびれや歩けないの症状の坐骨神経痛の恐ろしさを初めて知った体験だった。

関連記事

  1. 東洋医学と五十肩

  2. 四十肩・五十肩

  3. 四十肩・五十肩とセルフケア

  4. 未病養生鍼灸

  5. ギックリ腰

  6. 腰痛