突き指

指の怪我は、丁寧に観察しよう!

スポーツで良く起こる指のケガは、突き指とイメージしますが、突き指はボールや物などで指を突いて、指先に大きな力が加わって起こる指のけがの総称です。
そのため、スポーツで指を突いたから突き指として処置や対応してしまうと、その後の予後が悪かったり、後遺症が残ってしまうことになるので注意しましょう。
(指を突いた場合)
1.指が変形していないかどうか。(左右見比べ)
2.指が動くかどうか。
この2点は、まず確認しましょう。

このような指の 怪我が潜んでいる。

靭帯損傷・骨折・脱臼があります。
1.マレットフィンガー(腱性槌指)
指の末端に付着している伸筋腱が断裂すること。
この状態の時は指の末端の関節が動かない状態になります。

2.マレットフィンガー(骨性槌指)
指の末端部分で剥離骨折を生じ、末端の関節が動かない状態になります。

3.指骨骨折
親指は末節骨と基節骨の2つの骨があり、その他4本は末節骨・中節骨・基節骨の3つの骨があります。この指が骨折してしまうこと。

4.指節間関節脱臼(PIP関節脱臼)
指の関節が外れた状態になること。この場合は、明らかな変形がみられるので脱臼疑いましょう。また、脱臼すると骨折も合併する脱臼骨折もあります。

5.ベネット骨折(母指CM関節脱臼骨折)
親指を突いた起こるケガの一つで、関節が脱臼を起こし中手骨が骨折してしまった状態です。
この時、親指を動かそうとすると、骨が動く感じのPop(ポップ)するようになります。

このように、突き指をしてもこのような指のけがが潜んでいるで、初期の処置や対応が大事になってきます。特に小中高校生の時は、成長期であるので骨や関節におけるけがは起こりやすいと考えて早期検査をすることが必要でしょう。

ひとりで簡単に巻ける親指テープ

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